まだ本当に小さい頃、物事に自分だけの規則とも言えないこじつけみたいな規則性を見つけてそれをどんどん繋げていくのが好きだった気がする。
それは思春期とかいう頭が痛くなるような頃まで続いて、その頃は「なんてことない平凡な毎日に無理矢理こじつけみたいな意味付けをしてさも意味のあるようなドラマチックなような日々にする」というものに少し変わっていた。
でも今はもう何か物事に意味だったり理由だったりそういうのをこじつけるのはしんどいなって思って、しなくなった。21年間積み重ね続けてきた規則も意味も理由もさすがに重たくなってしまって、そういうのがあるとただの記憶もやたらドラマチックな思い出みたいになっちゃうし嘘の思い出に浸ってる時に本当の思い出なんかに流れ着いちゃうと、途端に足元がグラついて自分がどこにいるんだか分かんなくなってなんかダメだなって思った。なんか、わかんないけど。高卒だし。
恋人がよく行く服屋に地元にいた頃の元恋人が勤め始めたことにだってきっと意味も理由もなくて、それを感傷スイッチにするのはすごく馬鹿で下品なことだから、なんか、わかんないけど、とにかく、あーーー!わかんねー!あーー!って思ってて、それを誰かに聞いてほしいんだよって思ってるんだよ私は。