またやってしまった。
自分の馬鹿だったり辛かったり悲しかったり苦しかったりダサかったりする話を笑い話として人に話すのがやめられない。正面からバカにされたり説教されたりすることにビビって逃げてしまう。笑って聞いてもらって、その場で消化しきった気持ちになって、あとから消化しきれなかったトウモロコシがそのまんまうんこに混ざってるのを見つけてしまうみたいな状況になる。うんこはだいたい1人でするもので、そういう消化しきれなかった気持ちを見つけるときもだいたい1人だ。今。今見つけてしまった。
すごくバカなことをして恥ずかしくてそれを話のタネにして、別のバカな女の子の話を聞いてケラケラ笑ったけれど、私が笑ったバカな女の子と私との違いなんてなくて、多分頭空っぽのくせしてちっぽけなプライドに縋って頭でっかちに振舞って、後で恥ずかしく思うんだ。私がケラケラ笑ったバカな女の子が恥ずかしく思うのはきっともっと何年後かの話で、私はそれが短いスパンできて、それだけ。その子より少し歳をとってるだけで、この場合歳をとってることは何も偉いことじゃなくて、何もしてなくても勝手に歳はとるのだから、歳をとって同じようにバカな分だけ私の方がバカで恥ずかしい。
何事にも流されないで大切な人とかものとか思い出とかをきちんと大切にできてスイスイと泳ぐように、飄々として生きていきたいね。