雑多なものが好きだ。
意味のわからない言葉がたくさん出てくる本やノイズの多すぎる音楽、少し距離を置いて見る人混み。理解が追いつかなくて焦るあの気持ちがどんどん気持ち良くなる。

人混みや、電車の窓から見えるマンションやアパートの灯を見て「この人にもその人にもあの人にも、それぞれ生活があって悩みがあって、この部屋にもその部屋あの部屋にも、それぞれ生活があって事情があって」と考える。どんな生活があってどんな悩みがあってどんな事情があるのかなんて分からないけれど勝手に想像して勝手に涙が出たりすることもある。雑多なものはこちらの勝手を全部無視してくれるのが良い。

先日、学芸大学前まで一時間弱かけて展示を見に行った。写真の展示。

TumblrInstagramでその人の写真を見ては「良さ〜与謝蕪村〜」みたいなことを言っていて、勇気を出して一人で行った。

展示は思ってた以上の与謝蕪村ぶりで、思わず「得たきものはしいて得るがよし。見たきものはつとめて見るがよし」って言った。言ってない。

壁二面に所狭しと貼られた写真は、求めてる雑多さにとても近くて、あっ、あぁ〜って言いながら射精した。射精してない。した。

好きな写真もあったし当然初めて見る写真もあって、考えて貼ったんだろうなっていうところもあってでも全部がそういうわけじゃないんだよ〜って教えてもらって、こっちの勝手全部許してくれる雑多さだった。

見たことある写真でも、他の写真と混ざって見ると「あっこの写ってる人こんなことがあったんじゃないかな、こんな気持ちなのかな」みたいな新たな勝手な気付き?想像が出来て楽しかった。

あっもう自分はバカで低俗な人間なので楽しかった以上にしっくりくる言葉見つかりません。楽しかった。

展示見終わった後の時間も楽しくて「来てくれてありがとう」みたいなこと言われたけど普通にこっちがありがとうって感じだった。

リコーのGR、10万ちょいするのウケるし貯金しよ。


ホラン千秋の乳輪は多分めっちゃ綺麗だと思った。