展望台からずっと見てたよ

あちらこちらで話してるけど昆虫キッズの解散が本当に悲しい。
前の記事読んでちょっと引くくらい文章が書けなくなってることに気付いたのと同じくらい悲しい。
今日バイト先のパン屋でパンを一気に10個くらい落としたのと同じくらい悲しい。
初めて昆虫キッズを聴いたのが高2だか高3の頃で、その頃の僕はといえば毎日YouTubeを潜って潜って潜って潜って「学校の人の誰も知らない音楽を誰よりも早く見つけてやるぞ」という気持ちしかなかった。そんなことないと思う。もっとセックスとかのことを考えてたと思う。
高校を卒業してTwitterを始めて別に自分は音楽に詳しいわけじゃないと気付いてからは一生懸命YouTubeを潜ったりすることはなくなった。聴かなくかった音楽もたくさんあって、音楽に詳しくないだけじゃなくてそんなに好きなわけじゃないことにも気付いた。そんな中でも昆虫キッズは高校からずっと聴いてたし好きだったんだと思う。
悲しい悲しい。
話は戻るけどバイト先でパンを一気に10個くらい落としたのは本当にきつかった。
僕が寝坊したせいで仕込んだ量も少なかった上に、朝から大量に買って行くお客さんが多くて棚にパンが全然並ばない状況で10個落としたのはヤバいとしか言いようがない完全にヤバいやつだった。
店長は「あ〜これは〜さすがに〜う〜ん、ヤバいね」と言っていた。多分これは店長なりのお叱りなのだろうと思った。
人に怒れない人がいるのは分かるし僕もそうなのだけど、店長のこの叱り方は久々に胃にずしっとくるタイプのものだった。しっかり怒られた方がまだましだなあとぼんやりと思いながらスミマセンと言った。
怒れない人だと分かってるからこそきつかった。
「君は全然怒らないね」と色々な人に言われてきて、別にそんなに悪いことじゃないでしょうという態度でこれまで生きてきたけど本来怒られるべき立場の人はたまったもんじゃねえなということが分かった。
でもまあ多分これからも人に怒りだったり悲しみだったりそういう気持ちをぶつけることのないままで生きていくと思う。
また話は戻るけど昆虫キッズは悲しいとか寂しいとかそういうことを結構ストレートに表現してる気がする。自分に足りないものを補ってくれるような気がしたから聴いてたのかな。
ああ悲しい悲しい。悲しいね。